大阪府岸和田市に事務所があり、大阪府阪南市に住む女性行政書士です。各種許認可手続、相続・遺言の手続、離婚手続のサポートを行っています。

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第13回「コメダde勉強会&相談会」終了いたしました!

第13回「コメダde勉強会&相談会」が終了いたしました。

今回のテーマは、「飲食店あれこれ。~レストランからイベント出店まで~」ということで、10名の参加者さんに向けてお話をしました。
飲食店というのは身近なものですし、しかも、コメダ珈琲さんも飲食店です。
その中で、「飲食店を開くには、こういうモノ、こういう人、こういう手続き、こういう許認可が必要なんです。」
というお話をしましたので、こうしてコーヒーやシロノワール、サンドイッチをいただくまでには、

時間もお金もかかったのだろうな、と実感しながらの講義となりました。

飲食店と一口に行っても、いろいろなお店があります。
料理を作って売る(提供する)わけですが、レストランや喫茶店、お弁当屋さん、屋台、キッチンカー、一人でお酒を飲むお店、お姉さんがお酒やお話の相手をしてくれるキャバクラやラウンジまで、いろいろな種類があります。
飲食店とはちょっと違いますが、地域で食事を作り、子供やシングルマザー、高齢者など地域に住む人たちに安価で提供する「子ども食堂」も最近は増えています。
これだけいろいろな種類の飲食店があるわけですが、そのどれもに共通しているのは、「食品衛生には気をつけなさい」が大前提だということです。
きちんとした設備を整えなさい、保健所から「営業許可」を出してもらいなさい、ということなのです。

大きなお店でも屋台でも、それは基本的に同じなのです。

許認可が必要なお仕事をする場合、よく出てくるのが、「モノ・ひと・お金」です。

そして、やりたい仕事に必要な許認可を、役所から許してもらうという流れになっています。

「おうちでカフェをやりたいな。」と思ったとき、まず何をすればいいのでしょうか。
たとえ自宅でも、一週間に数日しか開かなくても、お客様が一組限定でも、保健所からの営業許可は必要です。
そのためには、まず、きちんとした厨房や設備を備えなければなりません。
これが「モノ」です。
例えば、2槽に分かれたシンクがあるか、床をきれいに水を流して掃除ができるか、きちんとした手洗い設備はあるか、などです。
そして、飲食店を開くにあたって、「食品衛生責任者」を必ず置かなくてはなりません。
施設において食中毒や食品衛生法違反を起こさないように、食品衛生上の管理運営を行う必要があるからです。
そして、もちろんお金も必要です。
家の台所そのままでは、先ほどの飲食店としての設備基準を満たさないので、改装工事が必要になります。

改装工事には数十万から数百万のお金がかかります。

このような準備をして、役所に書類を提出し、そして役所から、実際にきちんと設備が整っているか、立入検査にくるのです。

これがしっかり終わったら、飲食店の許可を出してもらうのです。

おうちでカフェを開く場合の流れですが、基本的にはこの流れはどの飲食店でも同じなのです。

お店の形態によって、少しずついろいろなところでバリエーションがあるのです。

例えば屋台やキッチンカーの場合はどうでしょうか。
食べ物を作って提供しますが、決まった場所にお店がありません。
屋台やキッチンカーで、日によって場所を移動して営業しています。
この場合でも、「露天営業」「自動車営業」という形での営業許可は必要です。
つまり、きちんとした設備は必要で、その設備の内容も、お店を構える場合と基本的にはかわりません。
きちんと食材や器具を洗浄できるように、食材を清潔に保管できるように、ということですが、ただそれが簡易なものであるというだけです。
洗浄するときに大量の水は使えないので、アルコールスプレーを使ったり、冷蔵庫の代わりにクーラーボックスを使っているのです。

また、食事の提供に加えて、夜遅くまでお酒を楽しむ、つまり「バー」であれば何が必要なのでしょうか。
飲食店の営業許可に加えて、「深夜酒類提供飲食店営業届」を出さなければなりません。
これは、公安委員会つまり警察に出す届けで、食品衛生法ではなく、「風営法」という別の法律に決まっています。
やはり、夜遅くまでお酒を飲むということは、気を付けるべきポイントが増えてきます。
お酒を飲んで騒いだら、近所迷惑にもなりますし、けんかなどが発生しても困ります。
また、賭け事や何かの犯罪の温床になってもいけません。

なので、厨房だけでなく、客室の構造にも決まりがありますし、その図面を警察に提出する必要があるのです。

これが、ホステスやホストなど、一緒にお酒を飲んで楽しむ、盛り上がるようなお店になると、さらに厳しくなります。

風営法上の許可が必要になり、警察に書類を提出してお許しをもらうという形になります。

風営法上の許可とは何ぞや?一緒にお酒を飲んで楽しむ、つまり「接待行為」とは何ぞや?というお話になると、とても難しいのです。

行政書士会の研修のようになってしまうので、勉強会の中では、このくらいにして、もしこういうお店を開きたいときは、個別にお話ししますとお伝えしました。

お姉さんたちと盛り上がるお店よりも、最近は、「子ども食堂」の方が身近にあるかもしれません。

阪南市でもいくつか目にするようになりました。

子ども食堂というのは、「子どもたちに対し、無料又は安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する場」で、おもに地域の方がボランティアでされています。

ですから、これにもいろいろな形があるのです。

公民館や福祉センターなどの公共施設の調理室で開催する食堂。
飲食店がお休みの時に設備を提供して開催する食堂。
地域のお母さんたちが集まり、自宅の台所で調理し、提供する食堂。
提供する対象も、子供だけでなくそのお母さんや、地域の子供たちも一緒に、また一人暮らしの高齢者の方も一緒に、という具合に、どんどん広がってきました。
もともとボランティアから始まったものであるため、決まった形が今でもないというのが正直なところです。
許可については、子ども食堂を開く際には保健所に相談することになってはいますが、どこまでの相談がされているのかわからないところもあります。
それでも、食中毒があってはいけないので、厚生労働省が「衛生管理のポイント」を発表しています。
調理する人は清潔に、食材の保管もきちんとすること、器具や食材をきちんと洗浄すること、などが示されています。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00381.html

このように、いろいろなお店を開く際に必要なこと、気を付けるポイントなどをお話しし、どんな許可が必要なのか、迷う場合は厳しい方に合わせてくださいということで、勉強会は終わりました。

最近はいろいろな形のお店も増えていますし、チャレンジする方も増えています。
また、フリーマーケットやネット販売など、お店がなくてもモノを売れる時代になってきました。
お菓子やパン、食べ物も例外ではありません。
子ども食堂についても質問をいただきましたし、みんなで場所を借りて集まって、定期的にお店を出すというイベントも増えてきました。
その際、どこまで、どういう許可がいるのか?というお話になりました。
これが地域のイベント、営利を目的にするものでなく、また、短期間しか開かないものであれば、「模擬店」ということで、「臨時出店届」を保健所に出すことになります。
そして、売っている既製品を買ってきて(例えば、サンドイッチを仕入れてきて)そのまま売る場合は、許可は必要ありません。

また、パーティーなどにシェフを呼んで料理をふるまう場合は、「シェフに来てもらう」=技術の提供ということになり、飲食店の出店とは違うのです。

本当に、1回の勉強会では話しきれないほどの、いろいろな話、いろいろなパターンが出てきました。
今回も大変盛り上がり、有意義な時間となりました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

今回はコメダ珈琲さんで飲食店がテーマの話をするという、ちょっとどきどきする勉強会でしたが、これを勉強することによって、コメダ珈琲さんでおいしいコーヒーやシロノワールをいただくには、これだけの手続きが必要だったんだなと、
皆さんにお伝えすることができて良かったです。
そしてそれだけでなく、毎回の新商品の開発や、お店のスタッフさんの気持ちのいい対応など、いろいろなことを提供してくださっているのだなと、改めて本当の飲食店としてのすごさを実感いたしました。

コメダ珈琲店阪南店の皆様、ありがとうございました。

今回も副所長とは別の場所で、それぞれ仕事を進めながらの勉強会となりました。
それでも、いつものようにチラシを作成し、また今回は前日までレジュメをチェックし、修正をしてくれました。
いつもありがとうございます。

このあとのコメ勉通信も楽しみです。

今回も大盛況のうちに終わることができました。
皆様、ありがとうございました。

【レジュメはこちらからご覧になれます PDFファイル/1MB】

【第13回コメダde勉強会&相談会 レジュメ動画(4分51秒)】
はた・さわだ行政書士事務所

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